中学生から教えられること

枚方本校のブログ

こんにちは。

枚方にある個別指導塾KECメビウス枚方本校の桑野です。

 

思えば中学生に教える仕事を10年以上してきて、中学生を「教える対象」としてしか、見ていなかった気がします。

今日、枚方中学校に通う女の子Tさんから、部活を早めに引退し、勉強に専念しようと思っているが、顧問の先生に止められており、少し悶々としている、という話をしてもらいました。

いわゆる、“相談”に近いような、話です。

 

私は、とても、考えさせられました。

 

正直、(本当に正直)こういった“相談”のような話を、生徒からしてもらうことは、本当になかったです。

それは、“大きな問題”では、無いのでしょう。メビウスは『生徒相談室』ではなく、『学習塾』ですので。

私が考えさせられたのは、自分が“相談されやすい雰囲気・態度”を生徒に対して取れていなかったことに、全く無自覚であったことについてです。

 

私の好きな漫画家さんの作品の一つで、こんな描写があります。

長年ホームレス生活を送っていた男性が、特殊な状況に巻き込まれ、生まれて初めて、ある「挑戦」をし、「成功」します。

普通なら、「よかった…!」なのですが、この男性は、ある種の“呆然”“愕然”とした表情で、こう言います。

「……挑戦をすれば、出来た…、じゃ、これまで諦め続けてきた、俺の人生は、いったい何だったんだ……」

 

この漫画の男性ほどではありませんが、私も、今日、同じような感情でした。

 

生徒から、そういった関わり方をされて初めて、自分が何をしてこなかったかに、気付かされました。

 

何度も言いますが、メビウスは『生徒相談室』ではなく、『学習塾』です。

 

ただ、生徒との関わり方、…もっと言うと生徒にどのように関わってもらえるかは、学習面に非常に大きな影響を与えるのも事実です。

 

Tさんに、私は感謝しています。「大切なこと」のヒントを私に教えてくれてありがとう。

超絶わかりやすい指導で、恩返しさせてください…m(__)m

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個別指導塾メビウス枚方本校 TEL:072-841-6644

この記事の筆者

小川 喜樹Ogawa Yoshiki

幼少時の少年野球の経験を活かし、日系社会JICA海外協力隊にて、ブラジルへ滞在し現地の子ども達に少年野球指導にあたる。帰国後は、ボーイズリーグにて中学硬式野球の指導にあたり、子ども達の努力には全力で応えてくれる熱血漢。これらの経験を経てKECの経営理念である教育第一主義に賛同し、KEC個別指導メビウスに入社。KEC個別指導メビウスでは、成績を上げるために、常に子ども達の視点に立って物事を考えることを実践。学ぶ楽しさを実感させる指導には定評がある。 (プロフィール詳細はこちら)

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