日常ブログ
こんにちは。KEC個別指導メビウス石山本校の小原です。
突然ですが、吉田松陰のこんな名言を知っていますか?
『一日一字を記さば、一年にして三百六十字を得、一夜一時を怠らば、百歳の間三万六千時を失う。』
これは、日々の積み重ねの重要性を説いています。
たとえわずかなことであっても続ることでそれは大きなものとなり、わずかなことであっても先延ばしすることで大きなものを失うことになる、という意味です。
なぜこの話が出てきたかというと、授業中にこんな言葉が聞こえてきたからです。
先生「授業終了まであと少し時間があるね。じゃあ、次は・・・。」
生徒Mさん「いやいや、あと3分しかないですよ。何にもできませんよ。」
もちろん、先生はチャイムがなるまでしっかりと授業を続けました!
授業終了後にMさんを呼び止め、吉田松陰の名言の話をしました。Mさんは受験生なので、受験勉強の時間を考えて、
「一日たった3分でも、1か月で90分になるよ。それって1回の授業分になるよね。受験まで8か月と考えると720分、つまり12時間にもなるんだよ。時間を有効的に使うことで志望校合格が近づくよ。これからは一日3分を探すようにしていこう!」
と話しました。
私の言葉に、彼女は「確かにそうかも」と言ってうなずいてくれました。すぐにはピンと来ないかもしれません。ただ、隙間時間の大切さを常に持っていてほしいと思います。
そうそう、別の生徒のS君。彼も受験生で「夏休みは1日8時間以上は勉強しないとダメだぞ!」と声をかけると、
S君「え~、半日も勉強せなあかんの?」
私「・・・半日と8時間じゃ、4時間も違うけど?」
S君「あはは、そっか。」
彼の場合は隙間時間でもそうですが、大雑把な時間の捉え方を何とかしないとな、と心に決めた瞬間でした。