日常ブログ
みなさん、こんにちは! メビウス高槻の上田です。
毎日暑い日が続きますね。日本各地で30度を超える気温を観測しているそうです。
一日の中で最高気温が25度を超えると夏日、30度を超えると真夏日というそうなのですが、まだ5月…先が思いやられます。暑さ寒さどちらにも弱い私は、ついついクーラーをガンガンにつけて涼を得ようとしてしまいますが、あまり身体にはよくないようです。
ところでみなさん、『打ち水』という言葉を聞いたことはありますか?
『打ち水』は江戸時代の庶民が始めたもので、地面に水をまくことで、涼を得る方法です。見た目の涼しさだけでなく、地面や大気の熱で水が蒸発する際に、気化熱としてその熱を奪うことで、およそ2℃は気温が下がるそうです。熱い日に人間が汗をかくのも、この『打ち水』と同じ原理です。
もちろん江戸時代の庶民が、気化熱で涼しくなるから水をまこうと考えたわけではありません。しかし『こうしてみたらどうかな』と考え、実行し、結果としてよいものが得られそれが現代まで続いていると考えると、先人の知恵にただただ驚くばかりです。
よく「歴史を勉強して何になるの?」「そんな古臭いこと別にいらない」という言葉を生徒から聞きますが、ちょっと視点を変えて向き合うと、大きな発見があるかもしれないですよ。