勉強の仕方アドバイス
「中3になったけど、みんないつから受験勉強始めてるの?」
「中1・2だけど、受験勉強はもう始めとくべき?」
など、受験勉強を開始する時期について、一度は疑問に思った人は多いはず。反対に「まだ中1・中2だし、受験勉強はまだいい」と考える人もいるでしょう。高校受験に備えるためには、入試のスケジュールを把握して、計画的に勉強をしていくことが重要です。そこで今回は、学年ごとの受験勉強の進め方と、いつ勉強を始めるのがバストなのかなどを、入試のスケジュールと一緒に紹介します。
目次
みんなが始める受験勉強の時期
まずは高校受験の勉強を始めるタイミングの目安を知ってから、具体的な受験勉強の計画を立てていきましょう。
一般的に高校受験の勉強をし始める時期は中学3年生の夏頃が多いとされています。なぜなら、この時期は多くのクラブ活動で引退を迎える時期だからです。なので、引退した流れでそのまま受験勉強を開始するという人が多いようです。
ただ、あくまでもこの時期に始める人が多いというだけで、開始に最適な時期という訳ではありませんので、ご注意下さい。
入試のスケジュールと計画
受験勉強を始めるにあたって、入試のスケジュールを知らずに無計画のまま勉強を進めては効率が悪いです。なので、まずは入試のスケジュールを把握して、そこから日程を逆算して勉強計画を立てましょう!
特に3年生の場合は計画を立てる際には志望校もある程度、考えておく必要があります。そして、それに向けた内申点や定期テストの目標を立てることが重要となります。
高校入試では、試験当日の点数と内申点が評価されています。なので、受験勉強のみならず定期テストも大切にして、受験を制しましょう!
【定期テストの勉強の仕方はこちら↓】
高校受験の日程ですが、受験する学校によって変わってきます。主に公立高校と私立高校で分かれていますので、以下で大まかな受験の時期をご紹介します。
高校受験では、私立高校の方が試験日程は基本的に早めになっています。1月の中旬から2月中旬の間に行われることが多いです。
加えて私立入試には専願と併願の2通りあり、専願は合格した場合は必ず入学する必要があり、その時点で高校受験は終了となります。
併願は公立高校を含んだ複数の学校を受験する方式です。
一方、公立高校の受験時期は1月の下旬から3月の中旬の間に行われます。
推薦入試と一般入試があり、推薦入試が1月下旬から2月の中旬頃に行われ、一般入試は2月の中旬から3月の中旬頃に行われます。
ただし、入試の時期は各都道府県の自治体によって異なりますので、必ず自分の目で確認するようにしてください!
また、基本的に公立高校は一校のみ受験することができ、合格した場合には原則として必ず入学する必要があります。
以上が入試の大まかなスケジュールとなります。スケジュールを把握したら、次は目標と計画を立てて、受験勉強を始めていきましょう!
始めるのにベストな受験勉強時期
受験勉強を始めるのは早ければ早いほど良いです!受験勉強はいつから始めればいいんだろ?と考えている、今この瞬間が受験までの残り時間が1番長いのです!
しかし、中学生となると、クラブ活動や習い事で忙しくて、受験に向けた勉強と両立するのが難しいという方も多いのではないでしょうか?そういった方には、引退したタイミングで本腰を入れて、受験勉強に取り組んでいくという方法もあります。
その場合は入試本番までの時間があまり残されていないので、効率よく勉強する必要があります。詳しくは後ほど学年別のところで説明します。
また、入試問題には1年生・2年生の学習範囲から出題されるものも多いです。なので、できれば1年生・2年生のうちから受験を意識した勉強を行うことをお勧めします!
特に受験する高校が難関校である場合には、入試のレベルが高く、出題形式がイレギュラーなものや応用問題が多数出題されたりと、とにかく難易度が高いです。
そのため、より多くの応用問題をこなして、応用力のレベルアップを目指す必要があります。つまり、必然的に勉強量もたくさん必要になるため、1年生・2年生のうちに始められる方は始めましょう!
学年ごとの勉強の仕方
受験勉強を始めるにあたって、始める時期や学年によって、勉強の仕方は異なってきます。そこで、ここでは学年別の受験勉強の方法を紹介します。
中学1年生
中学1年生の間は基礎をきっちり固めていくことに重きを置いていきましょう!
特に、1年生で学ぶ内容は2年生、3年生で学ぶ内容のベースとなっています。
なので、1年生の内容をきっちり学習できていないと、進級した際の授業でつまずく原因になりかねません。よって、解らないものをそのままにせず、一つ一つきちんと理解することが大事です。
また、普段の授業をしっかりと受けて、1年生の段階から予習・復習の習慣をつけていくことで、3年次の本格的な受験勉強が始まっても、負担を感じることは少なくなります。
ただし、中学1年生は小学校とは環境が大きく変わりますので、疲労がたまりやすいです。なので、無理せず自分のできる範囲で勉強を進めていきましょう!
中学2年生
2年生になると、人によってはクラブ活動や習い事が忙しくなってきます。
さらに、1年生で学んだ内容よりも少し発展的な内容も増えてきて、授業についていくのが難しくなる人が増える時期でもあります。
よって、勉強にどれだけの時間を充てられるのかをきちんと把握して、少ない時間でも有効活用できるように勉強のスケジュールを立てる必要があります。
どうしても、勉強時間の確保が難しい場合はクラブ活動や学校行事が比較的落ち着いてくる12月あたりから始めても良いです。
勉強する内容としては、今までの定期テストの復習から始めると良いです。すると、自分の解けなかったところや苦手な分野が解ってくるはずです。そして、それを一つ一つクリアしていきましょう!
また、前述したように入試問題には1年生・2年生の内容も出題されますので、今受けている授業の内容を一つ一つ定着させていく必要があります。なので、色んなものに手を出して中途半端に勉強をするよりも、2年生の間は現在の授業内容を中心に勉強し、受験の為の基盤を作っていきましょう。
中学3年生
3年生になると、本腰を入れての受験勉強を始める人も増えてきます。部活も佳境に差し掛かり、忙しくなるかとは思います。
ですが、部活も引退して、勉強時間が確保しやすい夏休みを有効に使うべく、引退後から始めるのではなく、春から少しずつで良いので、勉強していきましょう!
主に勉強する内容としては、今までに習った範囲の総復習(1年生や2年生の基礎の部分)をやっていくと良いです。
なぜなら、夏休みを過ぎてから本番の直前までは応用問題や過去問を解いていくことが基本となり、それを解くには基礎がきちんとできていることが前提となるからです。
なので、夏休みが終わるまでには基礎をきっちり固めておきましょう。
夏休み後からは過去問や応用問題を解いていき、今まで勉強してきた成果を出していきましょう。その際に、わからない問題や苦手な単元があれば基礎の復習と合わせて勉強すれば、より効果的です。
終わりに
高校受験で合格するには、入試のスケジュールを知り、志望校や目標を決めて勉強計画を立てることが必要です。
受験勉強を3年生から始めることが多いですが、早めに始めるに越したことはないです。1年生・2年生から始めても早過ぎることはないので、ぜひ今からでも始めてみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございます。