【裏技】定期テストで80点以上を取る対策方法を塾講師が紹介

勉強の仕方アドバイス

これで点数が上がる!定期テスト対策の仕方とは?!

 

「テストの点数を上げたい」「この教科だけは80点以上取りたい!」

 

など、せっかくテストを受けるのであれば高得点を狙いたいですよね。定期テストで点数を上げるには日頃の授業が大切。当たり前のことを言いますが、日々、授業で先生は大切なことを生徒に伝えています。しかし、生徒自身がそのポイントに気付かず、テストで高得点を取るヒントをみすみす逃してしまっているのです。そこで今回は、定期テストで80点以上を取る方法とその対策を、教科別に詳しく紹介していきましょう。

 

>>【中学生向け】どうしたら効率よく中間・期末テストで点数が上げられる?勉強時間の目安と効率の良い勉強法とは?

定期テストで80点以上取れる!テスト対策の仕方をこっそり教えます!

中学校の定期テストで80点以上取ることは、簡単です。そう聞いて、「いやいや、そんな簡単じゃないよ・・・」と思ったアナタ。中学校の先生が言っている言葉を思い返してみてください。

「この問題、テストに出すぞ」
「このプリントから20点分、テストに出すぞ」

そんな言葉を教室で聞いたことありませんか?もし聞いたことなくても、テスト範囲表を見返してみてください。

「(数学)合同条件は必ず覚えておくこと」
「(理科)化学反応のようすを表した式は書けるようにしておくこと」

テストの出題のポイントが、テスト範囲表に書かれていたりしませんか?先生の発言の例も、テスト範囲表の例も、共通して言えることがあります。
『それが、テストに出題される』ということです。

中学生と接していると、意外とそこを疎かにしている場合が多いように感じます。

授業中、先生の話を集中して聞いてますか?

重要なポイントを、ちゃんとノートにメモしてますか?

テスト範囲表をじっくり読んでますか?

その上で、そのポイントをちゃんと勉強していますか?

ひとつでも、疎かにしているな、と感じることがあったら、是非次のテスト勉強から実践するようにしましょう。つまり、定期テスト対策とは、何も科目の内容の勉強をすることが全てではありません。

テスト範囲はどこなのか?テストで何が出題されるのか?そういった勉強の準備からが、テスト対策なのです。

とは言え、それだけで80点以上取れる気がしないよ・・・という方もいると思います。そこで、科目ごとのテスト対策の仕方をご紹介していきます。

英語で80点以上取れるテスト対策を教えてください!

単語はとにかく暗記する!

まず、「単語力(語彙力)」を身に付けましょう。身に付けるとは簡単に言えば、「単語を暗記する」です。80点以上取るための、最初の基礎作りと思ってください。
問題を解く上で、知らないものは基本的に解けません。例えば、「improve」の意味を答えなさいと聞かれて、知らなければ解答できません。

(例1)次の英文を和訳しなさい。
I want to improve my English.(           )

(例2)次の( )に当てはまる語句を埋めなさい。
I want to (    ) my English.(私は、英語を上達させたい)

上記のように、別角度から出題されたとしても、解答することは困難となります。
「improve」の頻出和訳は、改善する、改良する、ですが、上達させる、という意味もあります。

つまり、単語力を身に付けることで、様々な出題パターンに対応することができます。英語力そのものの総合的な力が身につくのです。

文法のルールを暗記する!

ただ、単語を暗記するだけでは80点以上にはなかなか届きにくいです。文法もあわせて身に付けることが必要となります。

(例)次の空欄を埋めなさい。
The desk ( ) ( )( ) him. (その机は彼によって使われます)

この問題を解くには、「受動態(受け身)」の文法学習しておく必要があります。
「受動態(受け身)」の形と意味は、「be 動詞+過去分詞+by 人」(人によって、~される)です。

つまり、
The desk ( is ) ( used )( by ) him. (その机は彼によって使われます)となります。

仮に、「use(使う)」という単語の意味を知っていたとしても、上記の文法構造を知らなければ、これもまた解くことができません。
このように、「単語」と「文法」はセットで学習しましょう。

学校の教科書を丸暗記すれば最強!

そこで、おススメの勉強をお伝えします。学校の教科書の本文を丸暗記する、です。更に言えば、声に出して音読もしましょう。五感を活用することで、暗記のスピードも速くなります。発音することでリスニング力にも貢献できるので一石二鳥です。

学校の定期テストは、教科書からの出題範囲が決められています。丸暗記することで、単語が覚えられて、文法もセットで覚えられて、教科書の本文の内容も熟読出来て、テスト勉強するにあたって効果的なことしかないのです。

数学で80点以上取れるテスト対策を教えてください!

公式は暗記する!

まず前提として、公式は暗記しましょう。例えば、円すいの体積を求める問題で、「底面積×高さ×三分の一」の公式を覚えていない時点で、その問題を解くことは困難になってしまいます。

解法のパターンを多く演習する!

次に、解法のパターンを数多く学習しましょう。解法とは、簡単に言うと、問題を解く手順のことです。

例えば、
次の方程式を解きなさい。
(例)300x+800=2000

この場合、まず両辺を百分の一倍します。
すると、「3x+8=20」のように式を簡単にすることができます。あとはこれを解いて、答えを出します。この場合の解法は、「両辺を百分の一倍してから解く」になります。

答えを導き出すこと以外にも、正しい解法を身に付けることにメリットがあります。それは、ケアレスミスを最大限まで減らすことができることです。

特に、テストでケアレスミスがよくある場合は、注意しましょう。ケアレスミスの数を数えてみたら、10点分もあるよ・・・という悔しい思いをしたことはありませんか?仮に70点だったとしたら、ケアレスミスをなくしただけで、80点に届くことになります。

ケアレスミスは、言い換えれば、自分が解くことができる問題です。数学に限った話ではありませんが、正しい解法を身に付け、ケアレスミスをなくすことも、立派なテスト対策なのです。

なぜそうなるのか、考えながら演習する!

最後に、「なぜこのようになるのか」を考えながら解くように練習しましょう。よく、「問題の出され方が変わったら、全然解けない」という悩みを聞きます。

公式を暗記すること、解法を身に付けることはもちろん大切です。しかし、「なぜこのようになるのか」を考えずに機械的に解くだけでは、取れる点数に限界があります。

出題傾向が変わったとたんに、解けなくなるからです。つまり、公式や解法自体は頭の中にあるのに、それを使えない状態です。その問題に対して、この解き方を使えば解ける、という発想に至らないのです。

テストが返却されて、こんなことを思ったことはありませんか?
「このやり方、分かっていたのに・・・。これができてたら、80点だったのに・・・」

これは、知識としては身についていたのに、それを問題を解く時に使えなかったという状態です。「なんかよく分からないけど、とりあえずこの解き方を覚えておこう」ではなく、「なぜこのようになるのか」を考えながら練習するようにしましょう。

国語で80点以上取れるテスト対策を教えてください!

出題される箇所は、実はほとんど決まっている!

定期テストに限って言えば、国語の点数の取り方は、実はシンプルです。出題される文章が決まっているので、どこが問題に出されやすいかも、だいたい分かります。つまり、そこを暗記しておけば、点数を取ることができます。

どこを暗記すればいいの?という場合は、まず学校の授業をしっかり聞きましょう。先生の説明を聞きながら、ノートをしっかり取りましょう。そこが、テストに出題されやすい箇所です。

問題集を2冊やりこむ!

次に、問題集を2冊は解きましょう。出題されている箇所もしっかりチェックしてください。学校で先生が説明していた箇所と、かなり重複しているはずです。2冊すれば、ほぼすべての重要箇所を網羅できます。あとは、漢字や文法なども、忘れずに暗記してテストに臨みましょう。

理科で80点以上取れるテスト対策を教えてください!

学校のワークをやりこむ!

基本的には、とにかく学校のワークを何度も復習してやりこみましょう。理科で点数を取るためには、「暗記」と「数学的な解法の学習」の2つが必要です。暗記部分は、知識として知っていればすぐに解けるような問題です。

(例)石灰水に二酸化炭素を通すとどうなりますか?
⇒(答え)白くにごる

このような問題です。単純に、知らなければ解けませんし、知っていればすぐ解くことができます。このような問題で、とにかく点数を稼ぐようにしましょう。

数学と同じように、解法の練習をする!

次に、「数学的な解法」です。理科には、計算が必要な単元があります。「圧力」「電流」「仕事」などの単元です。こういった単元は、暗記だけでは点数が取れません。数学と同じように、公式の暗記と、その解法の手順の理解と学習が必要だからです。

例えば「電流」の単元で言うと、オームの法則を暗記しておかなければなりません。

[電圧・電流、抵抗の関係]

電圧(V)= 電流(A)× 抵抗(R)

電流(A)= 電圧(V) ÷ 抵抗(R)

抵抗(R)= 電圧(V) ÷ 電流(A)

まず公式を覚えておかないと、そもそも解けません。次に、その式の使い方、つまり解法を覚えておかないと、解けません。それには、回路図(直列回路と並列回路)の仕組みを理解しておかないといけません。

直列回路は、1本の道筋でつながっている回路のことで、並列回路は枝分かれしてつながっている回路です。直列回路は、どの点でも流れる電流が同じですが、並列回路は、各抵抗器(電熱線)に加わる電流の和が、電源(電池)に等しくなります。

このような仕組みを理解しながら、学校のワークをやりこみましょう。

社会で80点以上取れるテスト対策を教えてください!

とにかく暗記が命!

社会は、5科目の中では最も暗記要素の強い科目です。単純に、知っているか、知っていないかで80点以上取れるかどうか決まると思ってください。とはいえ、注意すべき点はあります。

記述問題に対応できるようにする!

1つは、記述式の問題です。理由を説明する必要がありますので、語句の意味やその背景も把握しておく必要があります。

(例)弥生時代、床を高くした高床倉庫が作られた理由を答えなさい。

これは、「収穫した稲を貯蔵し、湿気や動物からの害を防ぐため」です。弥生時代には、高床倉庫があった、とだけ暗記していると解けないことが分かります。

また、教科書や資料集などの、図や写真も必ず見ておきましょう。上記の例であれば、問題文に高床倉庫という語句が書かれておらず、図や写真を載せて、下のように出題される可能性があるからです。

(例)弥生時代、右の図のようなものが作られた理由を答えなさい。

単なる暗記ではなく、記述問題にも対応できるように語句の意味も暗記することで、80点以上取れる実力が備わります。

まとめ

定期テストで80点以上取ることを目標にしている中学生は多いと思います。ここまで紹介した内容に関して、これは効果的だな!と感じたことがあれば、是非一度実践してみてください。また、そうすればいいと思ってたけど、できてなかったなぁと思った部分があれば、次の定期テストで活かしてもらえると嬉しいです。最終的には、自分自身に合ったテスト対策を身に付けることで、みんなが自分で勉強する力を手に入れることを心から願っています。

この記事の筆者

KEC個別指導メビウスwww.mebius-kobetsu.jp

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