長尾校のブログ
大阪府枚方市の長尾地区に位置する私立高校、長尾谷高校。
本記事では、この学校の偏差値やコース別の特徴を詳しく解説します。
長尾谷高校の教育方針や特色、各コースの カリキュラムなど、進路選択に役立つ情報を包括的にお届けします。
地域に根ざした教育を行う長尾谷高校の魅力に迫りますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
長尾の私立高校|長尾谷高校とは
引用元:https://www.nagaodani.ed.jp/
長尾谷高校の基本情報は以下の通りです。
所在地 | 枚方市長尾元町2-29-27 |
---|---|
電話番号 | 072-850-6116 |
入試科目(中学からの進学者) |
【4月入学】 1次:学科試験(国語・数学)、書類審査、面接 2次・3次:書類審査、面接 【10月入学】 課題作文、書類審査、面接 |
入試科目(転編入学者) | 書類審査、面接 |
長尾谷高校の偏差値・倍率
通信制のため、五ツ木模試などには偏差値の記載がありません。
また入試の倍率も公開されていませんが、通信制のため高くないと考えられます。
長尾谷高校のコース
長尾谷高校の枚方本校には以下の2コースが設置されています。
・スタートクラス
・海外語学スクーリング
まずそれぞれのコースについて解説します。
<スタートクラス(中学新卒生対象クラス)>
引用元:https://www.nagaodani.ed.jp/course/startclass/
中学新卒生のみを対象にした通信制に慣れるためのクラスで、生活の変化に戸惑うことがないよう、全日制に近いシステムになっています。
クラス担当が高校生活への適応を支援し、スムーズな学習を促進。登校日にはホームルームを通じて担任や他の生徒とのコミュニケーションを密接に取ることができます。
スタートクラスの学習には、次のようなカリキュラムが用意されています。
・自由に科目を選択し、自分のペースで学習できる
・最低限の出席回数さえ満たせば単位取得が可能
・科目数や授業内容が充実しており、「総合的な探究の時間」も多数開講
基本的なスクーリング日は月・水・金曜日。火・木曜日に部活動をしたり、学校でレポート課題に取り組んだり、単位を修得するために必要な規定回数を超えてスクーリングに出席することもできます。
基本的にどの科目も規定出席回数より多く開講されており、スケジュール(時間割)を自分で調整できるのが特長です。
<海外語学スクーリング>
引用元:http://www.nagaodani.ed.jp/course/abroad/
海外での活躍、本物の英語習得を目指す生徒のために、語学研修を実施。
「世界を肌で感じる国際交流」をスローガンに、以下のような人材育成を目標としています。
・国際的コミュニケーション能力を身につける
・国際感覚を身につける
・異文化理解ができるようになる
長尾谷高校の海外語学スクーリングに参加後、異文化や語学に触れ、更に学びたいという思いから進学先を決めた参加者も多数あり、卒業後の進路として、
・京都大学
・関西大学
・立命館大学
・桃山学院大学
・関西外国語大学
・関西外国語大学短期大学部
・京都外国語大学
などが挙げられています。
留学先はカナダ/オーストラリアのいずれかを選択でき、カナダ・オーストラリアの家庭でホームステイし、語学学校に通い、英語でのコミュニケーション能力を高めます
短期から長期まで様々な期間の留学コースが用意されており、英語習得と国際交流を目的とした海外研修プログラムを活用することができます。
・2週間~10か月まで、好きな期間を選んで就学ができる
・海外にいながら長尾谷高等学校の単位を2単位~6単位修得可能(※)
・日本語学校訪問、介護施設訪問、シアトル訪問、スキー実習など特別活動も充実
※単位認定手数料として1件あたり5,000円必要
長尾谷高校の部活動
引用元:https://www.nagaodani.ed.jp/feature/club/
長尾谷高校枚方本校の部活動には以下5つの部があります。
・軟式野球部
・バスケットボール部
・卓球部
・バドミントン部
・園芸部
中でも枚方本校の卓球部は、個人・団体ともに全国大会に出場し、団体で3連覇を達成したこともあります。
また同じ枚方本校以外の校舎でも、2023年度には全国高等学校定時制通信制大会の柔道個人戦で優勝した選手や、同大会で全国3位となった軟式野球部、同じくベスト8まで勝ち進んだ女子バスケットボール部など、部活動が盛んに行われています。
長尾谷高校は何年で卒業できる?
卒業に必要な条件は全日制の高等学校と同じです。
・修業年限3年以上
・修得単位74単位以上
・特別活動30時間以上
長尾谷高校が採用している「単位制」は、学年の枠を作らず、3年間で一定の単位を修得した人に卒業資格を与える制度です。
3年以上の在学期間で74単位以上を修得すれば卒業することができます。これまで高校に在籍したことがある場合は、その在学年数や取得済の単位数を長尾谷高校での必要要件にそのまま受け継ぐことができます。
ここで、中学生のみなさんが聞きなれない「単位」について説明します。
高校や大学で、それぞれの科目に必要な事項や技量を修得したことを示す値を「単位」と呼び、高校卒業資格を得るために必要な単位数が文部科学省によって定められています。
長尾谷高校も含めた通信制高校で単位を修得するためには3つの条件があります。
①スクーリング
通信制・単位制高校のスクーリングとは、「通学して授業を受ける」ことです。
全日制と違い毎日登校する必要はありませんが、科目ごとに授業の必要出席数が定められており、それをクリアする必要があります。
長尾谷高校では、月・水・金の週3日間と、半年に5日間の土曜日に授業(スクーリング)を行っています。火・木には「総合探究の時間」や「学校設定科目」を学習したり、部活動を楽しんだりすることもできます。
②レポート
学習活動の中心となるプリントで、問題集のようなイメージです。
課題に沿って作成し、添削指導を受けます(規定回数は科目ごとに異なります)。教科書等を参考にして自宅で行い、先生のサポートを受けることもできます。
③単位認定試験
前期・後期の各期末にテストを受けます。スクーリング出席とレポート提出、両方の条件を満たすことで受験資格を得ることができます。
科目ごとの認定試験に合格することで、それぞれ規定の単位数が認定される仕組みです。
長尾谷高校の進学実績
長尾谷高校では卒業後の進路として大学・短大や専門学校への進学を選択する生徒が多数を占めています。
<大学>
京都大学/早稲田大学/関西大学/関西学院大学/同志社大学/立命館大学/京都産業大学/近畿大学/龍谷大学/関西外国語大学/京都外国語大学/大阪経済大学/大阪工業大学/佛教大学/大和大学/摂南大学/追手門学院大学 他多数
<短期大学>
大阪芸術大学短期大学部/関西外国語大学短期大学部/京都文教短期大学/四條畷学園短期大学 他多数
参考:長尾谷高校|合格実績
専門学校への進学先としては、同じ東洋学園グループの系列校であるユービック情報専門学校をはじめ、情報系、ビジネス系、理美容系などさまざまな分野への進学実績が挙げられています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。「通信制」「単位制」という耳慣れない単語から、はじめは何か特殊な学校を想像した方もおられたかもしれません。
長尾谷高校の学習スタイルは、全日制のそれと異なる部分もあるとはいえ、高校3年分の学習内容に違いはなく、スクーリングや部活動、制服、卒業後の進学先など、全日制高校との共通点も多々あり、修業3年での卒業ももちろん可能です。
高校は「毎日通わなければならないところ」「みんなと同じことをしなければならないところ」「3年で卒業しなければならないもの」という固定概念に囚われず、自分に合った進学先を決めるうえで、また高校進学後も、長尾谷高校をひとつの選択肢として考えておくのがよいでしょう。