【進路指導でお母さまに“えっ??”と言われた話】

枚方本校のブログ

こんにちは。定期テスト100点アップの個別指導塾 メビウス枚方本校のくわのです。

 

KEC個別指導塾メビウスでは塾生の「志望校決定」について、

“塾生の気持ち”を第一に、かつ“ご家庭の方針”も大切に、進路指導を行っております。

 

201912月ごろ。進路指導のシーズン。

 

塾生のT君は、ある私立高校の専願を志望していました。

お母様もその方向性で納得されており、学力面も「このまま頑張れば…」という状態でした。

つまり進路指導としては「では、そこを目指して頑張りましょう」で、滞りなく終わるケースでした。

 

ただ、これまでのT君の頑張りや現状の成績、お母さまのお気持ちを聞いていた私は、

『お母さん、進学コースじゃなく、特進コースで受けませんか?』

と、提案をしました。その時のお母さんの反応は、“えっ??”という驚きの表情でした。

 

T君は、勉強が大好きなわけではありませんでした。

定期テストは、KEC個別指導塾メビウス枚方本校に入塾してから50点ほど上がりましたが、

それでも、平均点に届かない科目もありました。

 

T君とお母さんは“自分(息子)は、勉強が苦手な方だ”というイメージを持っていました。

また『特進』という言葉は、お母さんにとって“勉強が得意な子が行く”というイメージだったそうです。

 

そんな中での私の提案だったので、“えっ??”だったのですね。

 

結論としては、T君はその提案通り『特進』でその高校を受験することになりました。

それ以降の塾でのT君は、一段階前向きに受験勉強に取り組んでいるように見えました。

 

結果は、晴れて合格。

お母さまからは「本当にありがとうございました」と御礼をいただき、

笑顔が顔から溢れ出ているT君をみて、“あの時、特進を提案してよかった”と心から思いました。

 

…私は、塾に行ったことがない人間です。

(こう書くとえらく勉強が出来たのかと勘違いされるのですが、そういうわけではありません…)

そんな私が、「もしも塾に通っていたら…」と今でも思うことが一つだけあります。

それは、まさに進路のことです。

 

「自分の学力が、どうなのか。」

「どういった進路が、選択肢としてあるのか。」

 

…自分で調べれば済むことだったのですが、視野も狭く、先の事を考える力も弱かった私は、

“なんとなく”進路を決めてしまいました。そのことを全く後悔していないというと、嘘になります。

そんな経験をした私だったので、T君の進路と合格結果は、とても感慨深いものでした。

 

KEC個別指導塾メビウス枚方本校が、塾として、どんな存在意義を持つのか。

成績向上、学習環境、進路指導……、塾に対する“固定概念がない”私の目線で、

一人でも多くの「通ってよかった…!」を作っていきたいと思っています。

この記事の筆者

小川 喜樹Ogawa Yoshiki

幼少時の少年野球の経験を活かし、日系社会JICA海外協力隊にて、ブラジルへ滞在し現地の子ども達に少年野球指導にあたる。帰国後は、ボーイズリーグにて中学硬式野球の指導にあたり、子ども達の努力には全力で応えてくれる熱血漢。これらの経験を経てKECの経営理念である教育第一主義に賛同し、KEC個別指導メビウスに入社。KEC個別指導メビウスでは、成績を上げるために、常に子ども達の視点に立って物事を考えることを実践。学ぶ楽しさを実感させる指導には定評がある。 (プロフィール詳細はこちら)

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