日常ブログ
みなさんこんにちは!個別指導塾メビウス石山校の野口です。
2学期期末テストのとことんテスト対策も大詰めです。
今回のテスト対策は前回の定期テストから一カ月と経たないうちのスタートとなりました。
ここ一カ月、生徒たちは特に勉強意欲の高い状態を維持しているように感じます。
そのせいもあってか、とことんテスト対策中は生徒からバシバシ質問が飛んできます。
その中には、たまにこちらがぎくりとする質問が飛んでくることがあります。
例えば社会の時間…。
生徒「この『Y』みたいな地図記号なに?」
私「それは桑畑の地図記号。」
生徒「…『桑畑』ってそもそも何?」
…みなさん答えられますか?
私はその地図記号は『桑畑』とだけ覚えていて、肝心の桑畑がなにかということを知らず、すごく焦りました。
近くにいた先生に聞いてみると、桑という植物を育てているから桑畑だそうです。
そのまんまですね。
その時はその通りに生徒に伝えましたが、私も己の不勉強を恥じて、その後桑畑について勉強しました。
桑とは蚕(かいこ)の餌となる植物だそうです。
蚕は虫にもかかわらず桑しか食べないという偏食家なのだそうです。
そもそも『畑』の地図記号は存在するのに、あまりなじみのない『桑畑』だけが別の地図記号として特別に存在するのには理由があります。
地図記号が日本で作られ始めたのは明治15年。
当時、日本はちょうど軽工業製品を外国向けに輸入を行い始めた時代。
桑畑は日本各地のどこにでも広がる、日本近代化をささえた象徴でもありました。
桑畑の地図記号だけ特別にあるのは、まだ日本が軽工業で栄えていた時代の名残りなのですね。
桑畑についてこのようなことをたくさん調べて、後日質問してくれた生徒にドヤ顔で説明しました。
「そういえばこの前質問してくれた桑についてやけど、蚕の餌なんやて。蚕は桑しか食べないから、昔は桑がたくさん必要で、いろんなところに桑畑があったんだって。笹しか食べないパンダと同じやね。」
「へー、そうなんや。…で、カイコって何?」
…疑問がとどまるところを知らない。さすがはメビウス生です。