勉強の仕方アドバイス
「中学生になって勉強が難しくなった」「勉強方法が分からない」
など、中学校の授業ペースについていけず、悩む生徒も多いでしょう。実は、中学1年生の時点で授業についていけなくなってしまうと、その後追いついていくのも難しくなってしまいます。そこで今回は、中学1年生の間にやっておくべきことや、追いついていくための勉強方法などを紹介していきます。また、中学校1年生の定期テストについても触れますので、ぜひ参考にしてください。
>>小学校までとの勉強の違いは?勉強の仕方が分からない中学生向け定期テスト勉強法
ノートの使い方の見直し
まずは授業や自宅で使っているノートの使い方を見直してみよう!
その際に、ノートを詰め過ぎて書いている人は要注意です!なぜなら、ノートに何が書いてあるのか、後で確認することが難しくなるからです。(英単語等の練習などで詰めて書いているのはOKです)
また、詰め過ぎて書いたことで、問題が見にくくて、簡単なミスをしたり、間違えた問題の解き直しをしようとしても書き込むスペースがない等の問題も発生します。
では、ノートはどのように書けばよいのか?ということですが、具体的には、問題と問題の間を1行あけて解き直し用のスペースの確保をすること。
そして、後でどこを解いたかわかるように、問題番号やページ数・日付をきちんと書いて、問題情報を明記することです。これをするだけで整ったノートに近づきますよ!
加えて、こちらもとても重要なノートの使い方です。それはノートを作品にしないことです。
「ノートを作品?」と疑問を持たれた方もいらっしゃると思います。
要するに、きれいなノートを書くことと整ったノートを書くことは違うということです。例えば、色ペンを使ってカラフルにしても、かえってどこが大事なところかわからなくなる場合があります。
ノートをきれいに書くこと自体は悪いことではありません。ですが、そもそもノートは後で見返した時にその内容をきちんと復習できるようにしておくものです。
これは5教科に共通して当てはまることなので、ノートの使い方を見直して、授業のノートと自主勉強のノートを整ったノートにしていきましょう!
毎日10分以上の家庭学習
中学1年生になって、クラブ活動や習い事を始めたり、各教科の授業で出される宿題で、家庭での勉強に手が回らない状態になっている方も多いと思います。しかしながら、中学1年生の勉強内容は中学の中で最も重要です!特に積み上げ型の教科である、英語と数学においては1年生の内容でつまずくと、2年生・3年生の授業の理解に大きく影響します。
例えば英語の場合、be動詞の使い方がわからないと、現在進行形や受動態も理解できなくなってしまうという感じです。
また、この2教科は得意な人と苦手な人で差が開きやすく、一夜漬けも通用しにくいので、テストが難しければ難しいほど、苦手な人はとことん点が取れなくなってしまいます。
なので、宿題に加えて、家庭学習をする必要があるのです!でも、前述したように部活や宿題で、家庭での勉強にまで手が回らないという方もいらっしゃると思います。
そういう方は毎日10分だけでもやるようにしてください!理由は、中学校の授業は前の授業で習った内容は理解している前提で進んでいくからです。
なので、その日の授業の内容を復習しておくことで、次の授業も理解しやすくなります。では、その10分で何を勉強するのか!?ということですが、オススメのやり方は2つあります。
1つ目は、宿題をやる前にその日の授業で扱った内容をノートや教科書を見てから宿題の問題に取り組むことです。
その日の授業を思い出してから宿題の問題に取り組むことで、ただ単に宿題をこなすより、その日の授業内容が定着します。おさらいも5分程度あれば済みますしオススメです!
2つ目は、その日出た宿題で間違えた問題をその場ですぐにやり直すことです!こちらに関しては、宿題の答え合わせがその場でできる前提です。
間違えた問題の解説を読んで、なぜ間違えたのかということを理解することで、その日の疑問やわからないことをなくしていきます。
もし、たくさん間違えてしまった場合は問題を絞って、2、3問だけでも構いません。とにかく、自分のミスやわからないことをその日のうちに解決してしまうことが重要です。
それが、習慣化されれば苦手なところやわからないところが減って、授業内容も定着しやすくなりますよ!
授業をきちんと受ける
「授業をきちんと受ける」いやいや、そんなの当たり前でしょっ!と、言いたくなると思います。しかし、中学生になると授業を聞いていないという生徒が増えていく傾向にあります。
中には「ふざけてちゃんとやらないことがカッコいい」・「真面目に授業を受けるのがダサい」という、思春期特有の大きな勘違いをしている生徒もいます。
どう考えても、これではテストの点数はとれません。加えて、通知表の評価には授業態度も含まれることがあるので、その場合はますます成績が下がることになってしまいます。
また、授業中に先生が時間をかけて何度も説明したり、直接「ここはテストに出す」という、テストの点数に直結するような事も聞き漏らすことにもなります。
裏を返せば、授業をきちんと受けているとそういった有益な情報も手に入れられる可能性も出てきます。どこを重点的に勉強すれば良いのかもわかります。
普段勉強してる素振りを見せないのに、成績が良い生徒は授業をきちんと聞いています。授業をきちんと聞いているからこそ、自主勉強の指標もできて効率よく勉強することができます。
このように授業をきちんと受けると、いいことがたくさんあります!なので、授業はきちんと受けましょう!
中学校の定期テストの時期
今までは、やっておくべきことと勉強方法をご紹介しましたが、ここでは勉強計画の目安となる定期テストの時期をご紹介します。
3学期制の公立中学校の定期テストの予定はおおよそ以下の通りです。
- 1学期中間テスト:5月中下旬頃
1学期期末テスト:6月下旬〜7月上旬頃- 2学期中間テスト:10月中旬頃
2学期期末テスト:11月下旬〜12月上旬頃- 学年末テスト:2月中下旬頃
※中学校によって前後することもあります。
中学校に入学して初めての定期テストである、1学期中間テストですが、入学してから約1ヶ月半で挑むテストになります。クラスや学校生活に慣れてきたなぁと思ったら、すぐにテストという感じです。
また、中学校初めてのテストを終えると、その後の定期テストは最初のテストより難しくなる傾向があります。
というのも、前述した通り英語と数学は積み上げ型の教科ですので、前回のテストで出た内容を理解していないと解けない問題が次回のテストに出るからです!
そして、期末テストでは中間テストの5教科に加えて、美術や保健体育などの教科もテストに含まれていきます。
さらに、2学期の中間テストは1学期期末テストから期間が長く空いているので、テスト範囲も広くなる可能性が高いです。これは5教科に共通して言えることです
気が付いたらテスト前になっていて、「全部の教科のテスト勉強をする時間がない」ということにならないように、きちんと計画を立てて、良いスタートダッシュを切ろう!
ちなみにこちらが、テスト勉強の仕方のコラムになります。是非ご参考にしてくださいませ。
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⇒効率の良いテスト勉強の仕方 準備編・実践編
まとめ
小学校の時と違って、中学校ではクラブや習い事に、たくさんの宿題と忙しくなると思います。ですが、ここまで読んでくださった方には中学1年生の勉強がどれだけ重要なのかわかったはずです。なので、今回ご紹介した勉強方法を参考に、勉強を進めて頂ければ幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございます!