勉強の仕方アドバイス
「勉強をもっと計画的に効率よくやりたい!」
などと、勉強への意欲を燃やす生徒も多いはず。そんなとき、自分でオリジナルの計画カレンダーを作ったり、スケジュール帳を使い始める人もいるでしょう。そこでおススメしたいのが「勉強スケジュールアプリ」です。近年は中学生からスマートフォンを持つ生徒が増えており、そのニーズに沿ってスマートフォンのアプリによる管理が手軽でしょう。今回は、おススメの勉強スケジュールアプリと、アプリで管理することのメリットについて紹介していきます。
目次
勉強スケジュールアプリって何?
勉強スケジュールアプリでできること
勉強スケジュールアプリでできることは、主に3つあります。
1.勉強時間の記録をつけることができる
2.勉強時間の分析ができる
3.勉強内容の記録をつけることができる
利用する目的を明確にしよう
勉強スケジュールアプリを利用する目的は何ですか?まず、それを自分自身に問いかけてみてください。
そして、その目的を明確にしましょう。アプリを入れたのはいいけど、全く使ってない…なんてことにならないようにしましょう。せっかくなので、上手く活用して、勉強の成果を得たいですよね。
定期テストの成績を上げること
勉強の習慣を身に付けること
勉強の仕方を改善すること
上記のように、勉強スケジュールアプリを使うことで、何を達成したのか、目的を決めてみると、モチベーションも上がります。分からない場合は、以下のメリットを参考に、自分なりの目的を考えてみてください。
勉強時間の記録をつけるメリット
勉強時間の把握ができる
勉強の計画を立てる上で、自分がどれ位の時間を勉強にあてることができるのか。それを把握することは大切です。
三日坊主という言葉がありますが、「よし、今日から毎日3時間勉強するぞ!」とやる気になっても、数日後にはやらなくなってしまった・・・という経験はありませんか?
あくまで一つの要因ですが、そもそも勉強時間をあてる時間がなかった、ということが考えられます。
例えば、18時まで学校の部活をして、19時から習い事。習い事から帰宅して食事をしてお風呂に入ったら22時。テレビ見ながら、ちょっと休憩したら眠くなってきた・・・今日は勉強せず、もう寝よう、といった具合です。
そうなると、3時間勉強しようと思っていたけど、できなかった。やっぱりしんどいな、やめよう・・・となりやすいのです。
無理な勉強時間の設定は、逆にモチベーション低下にもつながりかねません。
勉強計画の立て方が分からない場合は、まずは勉強時間を決め込まずに一週間過ごしてみることも一つの方法です。そうすることで、自分が一週間のうちで、どれくらいの勉強時間をあてられるかが見えてきます。
例えばそれが10時間だったら、次の一週間は、その10時間をどうやって何の勉強に費やそう、と計画が立てやすくなります。
勉強量の把握ができる
例えば、数学の問題集を1ページ進めるとしても、それにどれくらいの時間がかかるかは、個人によって異なります。10分で終わる人もいれば、1時間かかる人もいます。早く終われば良い、遅かったら悪い、ということではありません。
重要なのは、あくまで今の自分が、その問題集1ページを進めるのに、どれくらいの時間がかかるのかを把握することです。
仮に1ページに1時間かかるのであれば、10ページ進めるのに10時間かかります。 勉強時間と、その間にできた勉強量を把握することで、勉強計画が立てやすくなります。
勉強時間の分析をするメリット
勉強計画が立てられる
勉強時間の把握と勉強量の把握。この2点が重要ということを上記で述べました。それができてきたら、次は細かく分析していきましょう。曜日ごとや一週間ごとでも構いません。自分がどの曜日のどの時間にどれくらい勉強時間を確保できるかを分析していきましょう。
<例>勉強時間の記録
月曜日 20時-22時
火曜日 なし(習い事のため)
水曜日 21時-22時
木曜日 22時-23時30分
金曜日 なし(習い事のため)
土曜日 16時-18時30分
日曜日 9時-12時
※1週間の合計=10時間
このように把握することで、勉強計画が格段に立てやすくなります。
<例>具体的に何を勉強するか
月曜日 数学の問題集を4ページする
火曜日 なし(習い事のため)
水曜日 英語の問題集を2ページする
木曜日 理科の問題集を1.5ページする
金曜日 なし(習い事のため)
土曜日 社会の問題集を2ページと、理科の問題集を0.5ページする
日曜日 国語の問題集を2ページと、英語の問題集を1ページする
上記はあくまで例ですが、このように具体的に勉強計画を立てることに役立ちます。
学校の宿題をしていたけど、気が付いたら提出日が明日で、もう間に合わない!なんて焦ったことはありませんか?
それは、その宿題の量の把握が不十分だったことと、それを終わらせるために必要な時間を確保できていなかったことが主な要因です。勉強時間を分析しておくことで、いつ何にどれだけ勉強すればよいか分かるようになることが大きなメリットになります。
バランスよく勉強できる
一週間、二週間と進めることができたら、科目ごとの勉強時間の記録を分析してみましょう。
<例>科目ごとの一週間の勉強時間
英語 3時間
数学 1時間
国語 30分
理科 30分
社会 5時間
※一週間の合計=10時間
上記の例で言えば、社会が最も多くなっています。例えばこれが、たまたま社会の問題量が多くて時間が必要であったのであれば、それほど問題ないかもしれません。
ただし、そうでない場合は、何か改善が必要かもしれません。単に、社会が好きだから、たくさん勉強しただけであれば、科目ごとにあてる勉強時間を見直した方がよい可能性があります。社会に時間が偏った分、国語や理科は極端に短くなっているため、バランスがよいとは言えません。 だれでも好きな科目、嫌いな科目はあると思います。ただし、勉強時間をあてることができないと、成績にも影響してきます。何の科目にどれくらいの時間をあてるのかを考えながら計画を立てましょう。
勉強内容の記録をつけるメリット
勉強の効率を高めることができる
これまで主に勉強時間のことについて触れてきましたが、次は勉強内容に関することです。
勉強スケジュールアプリを使う場合、勉強内容まで記録できるかどうか機能を確認しましょう。実際に使用する教材まで登録できるアプリもあります。
勉強内容も必ず記録するようにしましょう。英語の単語の暗記を50語したとか、国語の漢字プリント100問解いたなどなど、細かく記録しておきましょう。そうすることで、自分が何にどれくらい勉強時間が必要なのかが見えてきます。それが結果的に、勉強の効率を高めることに繋がります。
例えば、数学の計算問題に1問1分かかるとすれば、10問解くのに10分かかります。
それが自分で把握できていれば、30分時間が空いたから、その時間で30問解こう!というように、何をどれくらいやるかの目標が立てやすくなります。
勉強スケジュールアプリの紹介
Study Plus
数多くのサイトで紹介されている勉強スケジュールアプリです。
これまでご紹介した、勉強時間や内容の記録、分析が、このアプリ一つでできます!使い方もいたってシンプルで使いやすくなっているのでおススメです。
また、この勉強スケジュールアプリの優れている点は、同じアプリユーザーとちょっとした交流ができることです。
「いいね」機能がついており、例えば自分が勉強時間の記録をつけた時、他のユーザーが、それに対して「いいね」をつけてくれたりします。
自分の頑張りに対して反応が受けられるのは、素直に嬉しいものです。同じように頑張っている者同士、モチベーションを高め合うことができます。
コソ勉
使い方が超シンプルで、使いやすさ抜群のアプリです。アプリの使い方や機能を覚えるのが面倒くさい。手軽にスケジュール管理したい。勉強時間だけでなく、勉強内容まで記録するまで、今はそこまでやる気がでない。そんな方におススメのアプリです。簡単に言うと、「ぬりえ勉強法」です。
アプリを起動すると、方眼紙が出ていきます。例えば、15分勉強したら、マス目をタップします。すると、科目に応じた色をつけることができます。1マス15分とすると、1時間で4マスとなり、どんどん埋めていくわけです。
これにより、自分の頑張りが可視化されるため、楽しさとモチベーションの継続に繋がります。ただし測ることができるのは、科目ごとの総勉強時間です。細かい勉強内容まで記録できませんのでご注意ください。まずはアプリを使って、手軽に勉強時間管理をしたいという場合におススメです。
勉強時間管理
勉強計画をより細かく管理したい場合におススメのアプリです。
一日の細かい時間まで、スケジューリングすることができます。既に学習した内容の記録はもちろん、これから先の勉強の予定を予め登録しておくこともできます。通知機能もあるので、忘れる心配もありません。
また、タイマー機能がついていることも使い勝手がよいです。例えば、今から1時間するとして、タイマーを起動させます。その後、その勉強時間をそのまま記録に残すことができるので、非常に便利です。
まとめ
勉強スケジュールアプリは、うまく活用すれば勉強の時間管理のみでならず、勉強の効率そのものを向上させることができます。勉強は継続することが大切です。
ただ、目的が明確でなかったり、自分の努力が測れないと、やる気そのものの継続が困難になることがあります。そんな時、勉強スケジュールアプリが味方になってくれます。効果的に活用して、自分なりの勉強の仕方を確立していきましょう。