国語力を見守る難しさと子供に共感するヒント

枚方本校のブログ

こんにちは。枚方にある個別指導塾、KECメビウス枚方本校のくわのです。

今日は、グリムスクールにお通いのお母さまと先日、色々とお話した内容です。

 

小学生のお子さんを持つお母さん、こんな声かけしていませんか?

「本読んだの?どんな内容だった??」(というチェック。)

「そんな小さい子が読む本じゃなく、もっと字が多い本を読みなさい。」

「もっと考えて喋りなさい、お母さんだから伝わるんだよ?」

「これじゃ、箇条書きみたいじゃない。もっと起承転結のある文を書きなさい。」

 

…これらは全て、子どもの国語力が伸びる芽を摘むアプローチです。

我が子の国語力を見守るのは本当に難しいことで、つい上記のような「否定」「訂正」をしてしまいがち。

ただ、「否定」や「訂正」は子どものコミュニケーションや発言力を畏縮させてしまいます。

また、「読書習慣」についても、「否定」や「訂正」がマイナスに働いてしまいます。

 

では、どうするのか?

「肯定」と「承認」です。

子どもの、『今』を「肯定」し、「承認」する。

 

親の願いとしては、「もっと、本を読んで欲しい」「もっと、深く考えて欲しい」「もっと、作文に意欲的になって欲しい」があります。

では、子どもが、どんな声掛けをされた時に、「もっと、本を読もう」「もっと、考えよう」「もっと、作文が書きたい」と思うでしょうか。

それが、「肯定」と「承認」です。

 

…ただ、この話、保護者様にはなかなか、伝わりません。

いえ、言葉の上では伝わりますし、頭では理解されるのですが、心からの納得は、あまりしていただけません。

 

そこで私が時々使うヒントがこれです。

子どもが、どんな声掛けをされた時に、「もっと、本を読もう」「もっと、考えよう」「もっと、作文が書きたい」と思うでしょうか。

お母さんが、用意した食事に、どんな声掛けをされた時に、「もっと、品数を増やそう」「もっと、栄養を考えよう」「もっと、レパートリーを増やそう」と思うでしょうか。

に、言い換えるのです。

 

「これ、ソースは市販のやつ?手作りじゃなくて?」(というチェック。)

「昔からこの料理、ちょっと焼き方失敗するよね」

「もっと緑黄色野菜使うとか、意識したら?子供のために。」

「また、これ?」

 

上記の言葉を食卓で聞いた時、どんな感情が沸くでしょうか。

もしくは逆に、どんなことを言われたら、嬉しいでしょうか。

この記事の筆者

小川 喜樹Ogawa Yoshiki

幼少時の少年野球の経験を活かし、日系社会JICA海外協力隊にて、ブラジルへ滞在し現地の子ども達に少年野球指導にあたる。帰国後は、ボーイズリーグにて中学硬式野球の指導にあたり、子ども達の努力には全力で応えてくれる熱血漢。これらの経験を経てKECの経営理念である教育第一主義に賛同し、KEC個別指導メビウスに入社。KEC個別指導メビウスでは、成績を上げるために、常に子ども達の視点に立って物事を考えることを実践。学ぶ楽しさを実感させる指導には定評がある。 (プロフィール詳細はこちら)

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